国際芸術祭「あいち2022」の関連企画事業として開催された、在日スイス大使館とスイス連邦工科大学チューリヒ グラマツィオ・コーラー研究室、東京大学 工学系研究科 建築学専攻 T_ADS 小渕祐介研究室が開催する「Kizuki-au 築き合う Collaborative Constractions」 において、2つのデジタルファブリケーション建築を包む空間演出を担当。
先端テクノロジーによって作られた二つの構造物と常滑の歴史風土を融合させ、新しい建築と歴史ある土地の感性との結び付きを示した屋外インスタレーションです。会場の敷地の境界に沿ってミストと照明と夏草で緩やかな「垣根」をつくり、敷地内の風速センサーで常滑の丘に吹く風をセンシングしてリアルタイムに空間の表情を変えていきます。これは、ミストによって温度を下げるだけでなく、風鈴や花火のように五感で「涼を楽しむ」ことを意図しています。